黒檀・紫檀
黒檀・紫檀
左が黒檀、右が紫檀です
木と言えば水に浮くものと考えがちですが、黒檀紫檀は緻密で比重が高く、水に沈むものが多いです。
唐木材は堅牢な高級材木です。希少で貴重なものです。
中国では赤が魔除けになるようで、高価な赤い材木(紅木・紫檀)の家具が中国の富裕層の方々にとってステイタスになっているそうです。
紫檀系はタイ・ラオス・カンボジアなどが産地です。
実は『紫檀』表示できる木材は何種類もあります。
一番『本紫檀』に近いのは『チンチャン』又は『手違い紫檀』という木材です。
インドネシアの植林種『ソノケリン』も『紫檀』表示できますが、軽いし、本紫檀より品質は劣ります。
弊社は唐木仏壇メーカーとしてのこだわりで、従来の希少な紫檀を『本紫檀』と分類しています。
弊社の最高級 摺り漆仏壇には『本紫檀』を使用しています。
レギュラー品は紫檀と呼べる中で最高位の『チンチャン』を使用しています。
大阪唐木銘木仏壇のプライドがありますので『ソノケリン』使用したくないです。
ただ、『チンチャン』も輸入がストップしています。
メキシコの『グラナデーロ』という木材も紫檀表示できます。
徳島、海外生産はこの木材が主流になっています。
黒檀も同様に従来のものは『本黒檀』と表示しています。
主にインドネシア産です。
『黒檀』と表示できるものには『アマラ黒檀』『カリマンタン黒檀』があります。
『アマラ黒檀』は木目は綺麗ですが軽くて雑木のような肌です。
『カリマンタン黒檀』は重さがあり目は詰まってますが、木目が荒いのが多いです。色味も全体に緑がかって、しらた(白い部分)が目立ちます。
黒檀は柾目で製材するため幅の広い木材は取りにくいです
最近では巾で10cm超えると貴重になっています。
紫檀は製造メーカーによって板目・柾目 製材の好みが分かれるところです。
弊社は板目で製材しています。
図のように柾目は取りが悪いです。