伝統工芸の唐木仏壇で先祖祀り
近年、家具調仏壇の割合が8割を超えてきました。
家具調仏壇の良い所は仏壇らしくないところです。
それと伝統的な唐木仏壇と比べるとお安いです。
家具調仏壇はボード(圧縮材)を多用していますので安価なのは当然のことです。造る側からしても、規格サイズを○○枚、午前中に注文すれば午後には届いているで便利です。
しかし、私どもが製作している唐木仏壇は、厳選した材料を製材した後に時間をかけて乾燥 それから更に節や割れを取り除いて伝統工芸品にふさわしい材料を吟味します。 値打ちが違います。
家具調仏壇はコンピュータの良い機械があれば職人でなくても製作可能です。
しかしながら、大阪唐木仏壇はそう簡単なものではありません。
熟練の職人でないと良いものが出来ません。
時代に逆行しているかも知れませんが、私どもはお祀りする方の気持ちを考え、良いお仏壇で先祖供養して頂きたいと願います。
昔、ヤクルトスワローズの野村克也監督が言われてました 『古きよきもの常に新しい』
この明言を心に刻み、先代から受け継いだ製法で、後々まで喜んで頂けるお仏壇をこれからも作っていきたいと考えています。