大阪唐木銘木仏壇 摺り漆
森林からの贈り物 漆に勝る塗料なし
漆は縄文時代から使われていて、世界最古の漆器は、7,000年前の中国のものとされていましたが、平成12年に北海道函館市で、漆を使った約9,000年前の副葬品が発見され、これが世界最古のものとなりました。
私たちの祖先は大昔から漆に親しんでいたことがわかります。
日本の宝物(ほうもつ)庫とされる正倉院にも、漆で保護された木製品が数多く収蔵されています。
漆は樹木から抽出される為もともと木材と相性が良いのですが、緻密な黒檀・紫檀とは特に相性が良く、木材内部にまで浸透して素材を守ります。
最近は唐木(黒檀・紫檀)が非常に入手しにくくなりました。
希少価値が上がり、価格も高騰しています。
弊社の《摺り漆仏壇》は紫檀・黒檀に直接、漆を摺りこんで何層も何層も塗り重ねて厚みを持たせていきます。
途中の工程で、化学塗料は一切使用致しません。
直接摺りこまれた『漆』の深みのある透明な褐色は、年月が経つと共に艶やかさを増してゆき、代々受け継がれる伝統の色になります。
一方、漆を何回も摺りこむ手間を省くため、下地に化学塗料を使用するメーカーもあります。
化学塗料は劣化します。 いくら上から漆を摺りこんだとしても、下地に使われた化学塗料によって台無しになります。
もったいない話です。
もし、摺り漆仏壇のご購入をお考えでしたら、「下地や塗り重ねの間に化学塗料が使われてませんか?」 とお尋ねになるのも良いかも知れません。